
【金継ぎ講座第6回】仕上げ ~金粉の蒔き方と完成後のお手入れ~
金継ぎのやり方を6回に分けて解説する「ANYTSUGI金継ぎ講座」。最終回は漆の上に金粉を蒔き、美しい線を描く仕上げの工程を扱います。 修復してきた割れ目が黄金の線に変わる、金継ぎの工程のなかでも一番楽しい工程です。完成まであと少し、楽しみながら進めましょう! ▼金継ぎ講座の過去回 →[第1回:金継ぎを始める準備] →[第2回:ヒビの補修方法] →[第3回:ワレの接着] →[第4回:カケや凹...

【金継ぎ講座第5回】中塗り ~金粉がムラなく密着できる下地作り~
金継ぎの手法を6回に分けて解説するANYTSUGI金継ぎ講座。第5回の今回は「中塗り」——金粉が均一に密着するための下地作りです。 小さな凹凸を埋めた錆漆の表面を研ぎ、黒漆を塗り重ね、研ぎ→塗り→硬化のサイクルを2〜3回繰り返します。この工程の丁寧さが、最終的な金の線の美しさに直結しますよ! ▼金継ぎ講座の過去回 →[第1回:金継ぎを始める準備] →[第2回:ヒビの補修方法] →[第3回:ワ...

【金継ぎ講座第4回】カケを埋める ~刻苧漆と錆漆の使い分け~
金継ぎのやり方を6回に分けて解説するANYTSUGI金継ぎ講座。第4回は接着が終わった器の凹凸を埋めて、表面を平らに整える「カケの埋め」を解説します。 接着が終わっても、割れ目の周辺には凹凸や隙間が残っていることがほとんどです。深さ1mm以上のカケには「刻苧漆(こくそうるし)」を、細かい凹凸には「錆漆(さびうるし)」を使い分けます。 どちらを使うかの判断基準・各材料の作り方・塗り方・乾かない...

【金継ぎ講座第3回】ワレの接着 ~麦漆の作り方と美しく仕上げるコツ~
金継ぎのやり方を6回に分けて解説する「ANYTSUGI金継ぎ講座」。第3回になる今回は割れた器を貼り合わせる「ワレの接着」について解説します。 金継ぎで使う接着剤は「麦漆(むぎうるし)」——小麦粉と生漆を練り合わせた、天然の接着剤です。麦漆は硬化後に素材と一体化するため、熱や水分でも剥がれてきません。自然由来の素材でできているので、食器としても安全に使用いただけます。 →道具や素材の準備がま...

【金継ぎ講座第2回】ヒビの補修方法 ~生漆でヒビの水漏れを対策~
金継ぎのやり方を6回に分けて解説するシリーズ「ANYTSUGI金継ぎ講座」の第2回です。今回はヒビの補修を扱います。 ヒビの補修は、金継ぎの全工程の中でもシンプルな作業です。生漆をヒビに染み込ませて硬化させるだけで、表面を強化し水漏れを止めることができます。生漆の染み込ませ方・硬化後の水漏れ確認をこの記事で順に解説します。 道具や材料の準備ができていない方は[第1回:金継ぎを始める準備 ]を...

【金継ぎ講座第1回】金継ぎを始める準備 ~道具・材料・注意等~
割れた器や欠けた器を、漆と金粉で修復する日本の伝統的な修復技法——それが金継ぎです。傷を隠すのではなく、金の線ごと器の一部として新たな美しさを与えます。その考え方が今、国内外で広く注目されています。 本シリーズでは、初心者向けに本漆金継ぎの手順を全6回に分けて解説します。第1回の今回は作業に入る前の準備フェイズ。「自分の器は直せるか」「何を用意すればいいか」「完成まで何ヶ月かかるか」「漆で...

金継ぎは食品安全?安全なキットを選ぶためのポイントを解説します
金継ぎで修理した器が食器として安全に使えるかどうかは、どんな材料を使って金継ぎしたかによります。漆を使う本漆金継ぎなのか、エポキシ接着剤を使う簡易金継ぎなのか、金色のラインを何の素材を使って描くのかなどで安全性は変わってきます。 結論:安全なのは「本漆」と「金粉」で修復したもの 本漆(天然漆)と金粉を使った伝統的な金継ぎは、昔から日本で行われていた修復方法であり食品安全性が保たれています。...

金継ぎできないものは?器の種類別に理由と代替案をまとめて解説
「この器、金継ぎできますか?」という問い合わせは、よくANYTSUGIにも届きます。なかでも多いのが、ガラスのコップ。ガラスも金継ぎできますが、陶磁器のお皿よりも難易度が高く、初心者には難しいかもしれません。 金継ぎは漆という素材の特性上、どんな器でも直せるわけではありません。器の種類・使い方・割れた部位によって、できるかどうかが変わってきます。 この記事では、器の種類別に「金継ぎできるか?...

金継ぎ風DIYにポーセレン150を使う前に知るべき安全性の話
割れた食器や欠けたマグカップ。捨てるのは惜しいけれど、本格的な金継ぎは難しそう——そう思ってポーセレン150を使った金継ぎ風DIYを検討している方は多いのではないでしょうか。 ポーセレン150は、フランスの画材メーカーPebeoが販売する陶器用の水性アクリル絵具です。ゴールドカラーのアウトライナータイプが金継ぎのラインに似ていることから、SNSや個人ブログを中心に「金継ぎ風DIY」の素材とし...

金継ぎは電子レンジと食洗機がNG!レンジOKな金継ぎ風修理は安全?
金継ぎで修理した食器は、電子レンジや食洗機の使用ができません。ほかにも、直火・オーブン・紫外線など、避けるべきポイントがいくつかあります。 簡易金継ぎや、金継ぎ風の修理には「電子レンジOK」と記載されていることがありますが、そもそも食器として使用すること自体が適さないという問題が見逃されがちです。 この記事では、金継ぎした食器でできることできないことを整理するとともに、電子レンジOKといわれ...

簡易金継ぎの「新うるし」とは? 本漆との違いや安全性【2025年の法改正対応】
器を割ってしまい、簡単に直せる方法を調べていたところ、「新うるし」を使った簡易金継ぎに辿り着いた方は多いのではないでしょうか。 「かぶれない漆だよね?」「本漆より手軽で使いやすいんでしょ?」——実はこういった誤解がとても多いのが、新うるしの現状です。 この記事では、新うるしとは何か・なぜ食器に使えなくなったのか・そして食器を金継ぎで直したい場合に何を選べばよいかを、金継ぎ師の立場としてお伝え...

器を修理する日本の工芸として知られている金継ぎには、現在大きく2種類あります。ひとつは、伝統的な手法の「本漆金継ぎ」。もうひとつは、現代の需要に合わせて誕生した「簡易金継ぎ」です。 「これから金継ぎをやってみたいけど、どちらから始めればいいの?」「器を修理したいけど、どちらの方法を選べばいいの?」という疑問を持つ方へ。本記事では、簡易金継ぎと本漆金継ぎの違いを初心者にも分かりやすく解説します...

金継ぎ依頼の料金相場はいくら? 破損状態と仕上げで変わる修理料金を解説
金継ぎ依頼の修理相場は5,000円~20,000円前後です。小さな欠けやひびなら数千円で済みますが、大きな割れやなら1万円を超えるケースも。 本記事では初心者でも理解しやすいように、金継ぎ依頼の料金目安や費用が変わるポイントを分かりやすく解説します。 金継ぎ依頼の相場はいくら? 金継ぎで陶磁器を修理してもらう場合の相場は、安ければ5,000円程度~高ければ20,000円前後とかなりバラツキ...

