エリアガイド

ニューヨークでも金継ぎは体験できる? おすすめの金継ぎ教室を紹介

ニューヨークでも金継ぎは体験できる? おすすめの金継ぎ教室を紹介

「金継ぎ」とは割れた部分を補修し金で装飾する日本の伝統的な修理方法で、壊れや欠けを隠さない、不完全であるからこそ新しく生み出される美しさがあります。

「日本へ行くのは高すぎる」「もっと身近で金継ぎ体験をしてみたい」という方のために、アメリカニューヨークで金継ぎ教室を受講できるサービスを5つ厳選しました。自分で行う場合の金額などもあわせて解説します。

本漆金継ぎにこそ、日本伝統の真価がある

金継ぎには「簡易金継ぎ」と「本漆金継ぎ」の2種類があります。

大まかな違いは「漆」の有無で、簡易金継ぎは漆を使う代わりに合成樹脂や代用金粉を使って行われます。短時間で金継ぎができるので、体験会などでは重宝されています。

一方で本漆金継ぎは日本の伝統的な金継ぎ手法で、古来より愛される漆と金粉を用いて行われます。合成樹脂と違い、漆は乾燥に時間が掛かるほか、湿度の管理も必要です。

しかし本漆金継ぎを行った陶器は化学物質を使用しておらず安心して食事で使えます。

漆は日本においては日常で使う食器から神社仏閣の装飾、仏像の保護にも使われ、長い歴史を共にしてきた重要な素材です。

本質を余すことなく享受できるという意味でも、時間をかけて学習ができるならぜひ本漆金継ぎにチャレンジしてみてください。

 

ニューヨークで金継ぎが受講できる教室

ニューヨークで金継ぎができる場所はあまり多くありません。以下に、ニューヨークあるいはその近辺で金継ぎ受講ができる教室を紹介します。

金継ぎ教室を徹底比較

事業名 料金 住所・拠点 講師 簡易/本漆 体験のみ/継続 Web予約 金継ぎ作品の購入 キット購入
【現在受講不可】POJスタジオ 金継ぎ体験:24,782円~
180 Duane St, New York, NY 10013, United States 日本人講師 両方 体験〜継続可
GEN SARATANI 金継ぎ教室:1人69,680円
43-01 22nd Street, Long Island City,NY 11101 日本人漆芸家 本漆 継続のみ
Yuko Gunji 金継ぎ体験:9,296円~ Bed-Stuy, Brooklyn 日本人講師 本漆+モダン 体験〜継続可
Class Bento 金継ぎ体験:20,908円~ オンライン/各都市 各教室による 教室により異なる 単発のみ

【現在受講不可】「POJスタジオ」日本国内でも展開する金継ぎの大御所

出典:POJ Studio US

 

料金 1日体験:66,132円~
金継ぎ体験:24,782円~
住所 180 Duane St, New York,
NY 10013, United States
講師 日本人
学べる内容 両方
受講形式 両方
WEB予約
金継ぎされた陶器の購入
キット購入
(14,000円~)

POJスタジオは日本の職人と世界をつなぎ、伝統を守り続けることを信条に日本の食器や家具を販売している会社です。日本では京都に店舗を構えており、国内国外問わず金継ぎ文化の普及に務めています。

ニューヨークとロサンゼルスに提携するワークショップがあり、日本に行かずとも金継ぎ体験が可能。日本の講師が教えてくれるので、精神性なども学べます。

2025年11月現在はニューヨークでのワークショップを行っていませんが、気になる人は細かくチェックしてみてよいでしょう。

 

「GEN SARATANI」修復師から直接指導を受けられる

出典:GEN SARATANI公式Webサイト

 

料金 金継ぎ教室:1人69,680円
住所

43-01 22nd Street, Long Island City,
NY 11101

講師 日本人
学べる内容 本漆
受講形式

教室形式のみ

WEB予約
金継ぎされた陶器の購入
キット購入
(教室受講時支給あり)


漆を用いた美術品や木工の修復を専門としている、Gen Saratani氏による金継ぎ教室です。

料金は少々高めですが、本物の修復しによる講習が期待できます。ただ教わるだけではない、本物の日本の精神を体験してみましょう。

予約はこちら

 

「Yuko Gunji」日本人の女性金継ぎ師による金継ぎを受けられる

出典:YUKO GUNJI公式Webサイト

 

料金 1日体験:9,296円(2.5時間)
金継ぎ教室:68,165円(4週間)
住所 Bed-Stuy, Brooklyn
講師 日本人
学べる内容 両方
受講形式 両方
WEB予約
金継ぎされた陶器の購入
キット購入
(19,985円~)

Yuko Gunjiは先述したGen Sarataniの弟子です。漆を通して、修復と創造の繊細な対話を探求し、壊れた形を蘇らせながら新たな美を見出す活動を行っています。

ブルックリンにて、決められた日時に集まって講習を受けます。少し珍しいポイントとして、キットの単品購入が可能です。

予約はこちら

 

「Class Bento」気軽に受けやすい体験会

出典:ClassBento公式Webサイト

料金 20,908円~
(2.5時間)
住所 マンハッタンから60km以内
(日によって異なる)
講師 アメリカ人
学べる内容 簡易金継ぎのみ
受講形式 体験のみ
WEB予約
金継ぎされた陶器の購入
キット購入

「Class Bento」はアート、クラフト、料理、カクテル作り、陶芸、ワインテイスティングなどの体験教室を提供しているサービスです。

金継ぎもワークショップを開いており、他の金継ぎ教室と比較して安価なので、気軽に参加しやすくなっています。

一風変わった特徴として、瞑想などの精神的な修行も行います。「金継ぎの精神」を育んでみたい方におすすめです。

予約はこちら

【特別紹介】「Kinokuniya New York」日本のものがほぼそのまま売られている書店

出典:KinokuniyaUSA公式Webサイト

料金 記載なし
住所 1073 Avenue of the Americas,
New York, NY 10018, U.S.A.
講師
学べる内容
受講形式
WEB予約
金継ぎされた陶器の購入
キット購入

紀伊國屋は日本で1927年に創業した書店で、そのニューヨーク支店です。

直接誰かから金継ぎを受講できるわけではありませんが、日本の書籍や文具を豊富に取り扱っているため、金継ぎのやり方に関する書籍を見つけて購入できるかもしれません。

店内には和食やお茶の取り扱いもあるため、日本の空気感を味わうなら立ち寄ってみる勝ちはあるでしょう。

金継ぎでかかるコストは?  

教室を受講する場合は体験で10,000~20,000円、受講で60,000円~

教室で金継ぎを学ぶ場合には、ニューヨーク付近の場合は週1程度の講習(計4週間)で60,000円~であることが多いです。日本では平均約20,000円程度で受けられますが、アメリカの物価を考えると仕方ない部分もあるかもしれません。


材料だけ集めて自分で行う場合、10,000円~15,000円 

材料だけを集めて自分で行う場合、キットの平均価格は10,000円~15,000円程度です。

大抵の場合説明書が用意されているので、気合があれば教室へ通わなくても自分で行うことはできます。

出典:POJ STUDIO公式Webサイト

しかし、漆の粘度や乾燥ができているかなど感覚的な部分でつまずくことは多いでしょう。質疑応答をしに行くだけでも、一度は金継ぎ教室を受講することをおすすめします。

金継ぎ修理の依頼をする場合、12,000円~23,000円程度

金継ぎの修理は大体23,321円、金粉を使わずに真鍮で代用する手法の場合は11,663円程度となっています。

10,000円程度で実際の修復を体験込みで行えるサービスもあるため、金粉にこだわらないのであれば、金継ぎ体験で修理をしてしまったほうがお得です。

本格的な金継ぎの場合も、受講60,000円ですが技術は一生モノなので、約3回の修理費用で習得できるなら決して高くはない金額です。

修理過程そのものに時間的な余裕がない、という方でなければせっかくなので修理依頼よりも自分で直すことをおすすめします。

ニューヨークでも金継ぎ精神を体験しよう

一般的に割れたもの、壊れたものというのは「不吉」を予感させるものですが、金継ぎはそんな割れや欠けを新しい価値として創出する日本の伝統文化です。

必ずしも日本に住んでいなくても、「金継ぎ」を通してそんな金継ぎ精神を学んでいくことができるでしょう。

ぜひ、体験を通して日本の文化に触れてみてください。

1 コメント

Junya Saka

Junya Saka

Nice to meet you — my name is Junya Saka. Apologies for reaching out to you out of the blue. I am currently based in New York as an expatriate from Mitsubishi Electric.

We will be hosting an event on September 23 as part of NY Climate Week, and the theme of the event is Kintsugi. We chose this theme because, in a world being transformed by new technologies such as AI, we see infrastructure companies like Mitsubishi Electric as playing a role similar to Kintsugi — connecting, reinforcing, and supporting the evolution of society rather than simply being disrupted by it.

As part of the event, we would like to display Kintsugi‑repaired vessels and introduce the culture and background of Kintsugi to attendees. The event will be held at our Midtown office from 8:00 a.m. to 12:00 p.m. on September 23, and we were hoping to ask for your support with the exhibition and cultural explanation.

I understand that you may not typically take on requests of this nature, but if possible, we would be grateful for your consideration.

コメントを書く

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

前後の記事を読む

本漆金継ぎと簡易金継ぎの違いと選び方
【旅行者必見】一日体験ができる、京都の金継ぎ教室4選