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【旅行者必見】一日体験ができる、京都の金継ぎ教室4選

【旅行者必見】一日体験ができる、京都の金継ぎ教室4選

「金継ぎ」とは割れた部分を補修し金で装飾する日本の伝統的な修理方法で、壊れや欠けを隠さない、不完全であるからこそ新しく生み出される美しさがあります。

「清水焼」は、清水寺参道にある「茶わん坂」で発展した、京都の伝統的な焼き物です。
日本の伝統と京都は切っても切れない縁があり、京都市内では今なお歴史的な建物が多く残るため、金継ぎの風情を寄り強く体験できるでしょう。

本記事では、京都で金継ぎの修復を1日で体験できるものを中心におすすめの教室を厳選しました。

金継ぎの種類

金継ぎの手法には「簡易金継ぎ」と「本漆金継ぎ」の2つに分けられます。金継ぎ体験をする前に、それぞれの違いを理解しておきましょう。

簡易金継ぎ(ホビークラフト)


金継ぎの手法は変わりませんが、漆の代わりに合成樹脂や第用金粉を使う、金粉の代わりに真鍮粉で仕上げるなど、材料を代用して行う現代的な修理法です。

漆の乾燥を待たずに金継ぎができるので、1日体験では簡易金継ぎを行うことがほとんどです。

低コストかつ手軽に行えるのがメリットですが、やはり耐久性の面では時間をかけて接着する本漆金継ぎに劣る部分があります。

本漆金継ぎ(伝統的な金継ぎ)

漆を使用した伝統的な金継ぎです。本格的に学びたい方にはこちらがおすすめですが、漆は乾燥に長い時間がかかるほか、湿度や温度の管理も必要で、仕上げるのに最短でも1ヶ月以上かかります。

本漆金継ぎで金継ぎした陶器は時間をかけた分、長く愛用できる仕上がりとなります。また漆は天然素材のため、完全に硬化すれば食器として安全に使用できます。


金継ぎ体験ではどこまで体験できる?

金継ぎの工程は大まかには「ワレの接着→カケの埋め→金で装飾」の3つに分けられます。

「簡易金継ぎ」は短時間ですぐ固着する合成樹脂を接着や埋めに使用するため、1日でほぼすべての工程を体験可能です。そのため、金継ぎ体験では大抵の場合「簡易金継ぎ」を教えています。

場所によっては「本漆金継ぎ」を体験することもできますが、漆は乾燥に時間を要するため、1日では道具の使い方だけ教わる程度で終わってしまうでしょう。

とはいえ時間をかけて行う本漆金継ぎは完成後の感動もひとしおなので、留学など長期滞在予定の方であれば、ぜひ体験でなく複数可に分けて通う教室形式で伝統的な本漆金継ぎを体験することをおすすめします。

京都で一日体験ができるおすすめの金継ぎ教室

京都で一日体験ができる金継ぎ教室を4つ厳選。体験時間は約2時間であることが多く、内容も簡易金継ぎが中心です。

本漆塗りは工数の関係上、一日体験では原則受け付けていないので、気になる方は複数回通う教室形式での学習をおすすめします。


おすすめ金継ぎ教室4選を徹底比較

英語対応の有無や価格、事前申し込みの可否などを比較表でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

比較店舗名 料金 英語 アクセス 学べる金継ぎ WEB予約 キット購入
POJ Studio 16,000円
(2時間)

清水五条駅から徒歩7分 本漆金継ぎのみ
urujyu’s kintsugi 22,100円
(2時間)
JR日吉駅から南丹市営バスで「安掛」停留所下車後、徒歩約1分 本漆金継ぎのみ
金継ぎ工房 kulukulu 8,900円~
(2時間)

二条城駅前から徒歩1分
両方
鹿田喜造漆店 7,800円
(2時間)
烏丸駅から徒歩約7分 両方

POJ Studio

出典:POJ Studio公式Webサイト

料金 16,000円
(2時間)
英語
(フランス語も可)
アクセス 清水五条駅から徒歩7分
学べる金継ぎ 本漆金継ぎのみ
WEB予約
陶器の用意 不要
キット購入
(14,000円~)
金継ぎされた陶器の購入

 

運営元の「Pieces of Japan株式会社」は、工芸品を通して世界に日本のかけらを発信する、というミッションのもと日本の工芸品を扱っている会社です。

POJ Studioでは、一日体験から全8回の本格的な金継ぎまで行うことができます。

三十三間堂にほど近い京都の中心部、東山で店舗を構えており、築100年の京町屋を改装した屋内が魅力です。

日本の技術と知恵が生み出す体験型空間の中で金継ぎを体験できます。

予約はこちら

urujyu’s kintsugi

出典:urujyu公式Webサイト

料金 22,100円
(2時間)
英語 記載なし
(要問い合わせ)
アクセス JR日吉駅から南丹市営バスで「安掛」停留所下車後、徒歩約1分
学べる金継ぎ 本漆金継ぎのみ
WEB予約
(メールか電話で問い合わせ)
陶器の用意 不要
キット購入
(12,100円~)
金継ぎされた陶器の購入

 

京都の里山「美山」に店舗を構える、大自然の中で学習できる金継ぎ教室です。美山は藁葺き屋根など日本の原風景が残る観光名所で、京都市内から来るまで約80分の距離にあります。

京都の中心部から離れているため気軽に訪れるのは難しいですが、美山町の美しい自然に囲まれながら行う金継ぎは、唯一無二の体験といえるでしょう。

教室は宿泊も可能で、数日滞在しながらじっくりと本漆塗りを学ぶこともできます。

予約はこちら

金継ぎ工房 kulukulu

出典:株式会社Kurumi公式Webサイト

料金 8,900円
英語
(通訳付きプラン13,900円)
アクセス 二条城駅前から徒歩1分
学べる金継ぎ 両方
WEB予約
陶器の用意 不要
(持ち込みなしの場合+500円)
キット購入
(簡易金継ぎキット11,000円~)
金継ぎされた陶器の購入

 

「kulukulu」は二条城駅から徒歩約1分と非常にアクセスしやすい場所にあり、二条城、神泉苑など観光をする際におすすめの金継ぎ教室です。

簡易金継ぎには食品衛生法をクリアした材料だけを使用しているため、一日体験で金継ぎした陶器をそのまま日常使いできるのもポイント。

不定期で金継ぎアクセサリーという、ユニークなピアスを作れるワークショップも行っているので、興味のある方はぜひお試しください。

予約はこちら

 

鹿田喜造漆店


出典:鹿田喜造漆店公式Webサイト

料金 7,800円
(コーヒー付き)
英語
アクセス 烏丸駅から徒歩約7分
学べる金継ぎ 両方
WEB予約
陶器の用意 不要
キット購入
(7,980円~)
金継ぎされた陶器の購入

 

「鹿田喜造漆店」は、漆の製造、販売を行っている漆のプロによる金継ぎ教室です。

特徴の一つとして、追加料金を払えば清水焼きの陶器で金継ぎを行えます。

店舗は江戸時代後期(1867年)から続く老舗で、伝統的な本漆金継ぎも受講できます。一日体験では難しいため、滞在期間があればぜひ受講してみてください。

金継ぎ用の陶器を探すのにおすすめのスポット    

教室で金継ぎ体験をする場合、割れた陶器は教室側で用意してくれることがほとんどです。

しかし、「自分のお気に入りの一品を仕上げたい」と思う方もきっといるはず。教室によっては自身で用意した陶器の持ち込みOKな場所もあるので、金継ぎ用の陶器を探すのにおすすめの場所を紹介します。

「清水焼」発祥の地、清水寺参道にある「茶わん坂」

   

出典:茶わん坂公式Webサイト

清水寺近辺の参道で発達した焼き物の街です。現在でも多くの陶芸家や陶器点が軒を連ねており、金継ぎ用の陶器を購入するにはうってつけの場所でしょう。

茶わん坂の歴史は古く、奈良時代(8世紀)に僧の行基がこの地で製陶を行ったのが始まりとされています。16~17世紀ごろにこの「茶わん坂」で彩色された陶器が「清水焼」として広まり、伝統的な工芸品として愛され続けています。

 

モダンな器の扱いも豊富、左京区「平安神宮」周辺    

出典:平安神宮公式Webサイト

平安神宮周辺は、多くの美術館や文化施設が集まる町です。

欠けやヒビの入っている陶器を目印入りで販売しており、金継ぎ用としてまとめておいてある店もあるようです。

西洋美術系のギャラリーもあるため、海外の陶器で金継ぎを体験してみたいという方は、こちらで探すのもおすすすめとなっています。

金継ぎされた陶器は京都で購入できる?   

京都では、金継ぎされた陶器が観光のお土産として売っていることも珍しくありません。

金継ぎ教室を行っている「鹿田喜造漆店」や、大手百貨店である「京都大丸」の金継ぎサロンなどで完成品が販売されています。

金継ぎ体験では金継ぎした陶器を持ち帰れる事が多いため、もし時間に余裕があれば参加も検討してみるとよいでしょう。

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